写真報告 第二部・岩美町立 渚交流館

地元の美術作家と食材が迎える!

第二部の交流会は、会場を浦富海岸に面した渚交流館に移して行われた。渚交流館は山陰ジオパークの自然体験施設だが、この夜は全国からの尾崎翠ファンを迎えた。
オープニングは、岩美町にアトリエを構える美術作家、KEiKO*萬桂さんによる「舞書」パフォーマンス。その後、浜野佐知監督の司会で、土井淑平・尾崎翠フォーラム代表などのトークが行われ、参加者はそれを聞きつつ、地元の新鮮な食材を味わった。

◉渚交流館。普段はシュノーケリング、シーカヤック、ダイビング、サーフィンなどの拠点。

渚交流館。普段はシュノーケリング、シーカヤック、ダイビング、サーフィンなどの拠点。

◉KEiKO*萬桂さん。墨を基調とした独自の作品を制作し、舞いながら書画を描く「舞書」は国際的な評価を得ている。この日は、床に広げた和紙ではなく、立てた屏風に描いた。



◉司会進行役の浜野佐知監督。

◉榎本町長は、全国からのお客を迎え、ふるさと納税や移住など、地元のPRにつとめた。

◉第一部で講演した作家・村田喜代子さんも参加。翌日も岩美町の道の駅に行くなど、地元を探訪した。

◉舞書パフォーマンスを終えたKEiKO*萬桂さんも、完成作品をバックにご挨拶。

◉昨年の15回で閉幕した「尾崎翠フォーラム in 鳥取」の土井淑平代表。『尾崎翠を読む』全3巻は鳥取県出版文化賞を受けた。

◉フォーラムでも講演した鳥取在住の歴史学者、佐々木孝文さん。鳥取城の修復なども行なっている。

◉翠が生まれた岩井温泉・西法寺の山名法道住職。翌日の「ゆかりの地巡り」で西法寺を皆で訪れた。

◉「追憶ツアー」に参加した作家・木村紅美さんも翠作品を愛する。デビュー作「風化する女」では鳥取出身の女性を描いた。

◉尾崎翠フォーラムで事務局長を務めた西尾雄二さん。今回は「ゆかりの地巡り」の資料編を執筆。

◉尾崎翠を愛し、岩美町に移住して民宿NOTEを運営する小林晶さん。交流会に翠作品にちなんだアップルパイと「焦げた」味噌汁を提供。

◉地元の名物、「とうふちくわ」を使った「とうふるーと」奏者、イワミノフ・アナミール・アゾースキーさんの演奏で、全員が「ふるさと」を合唱する。


◉交流会で供された地元の新鮮料理の一例。(例会としてグループ参加してくれた「楽しんで岡山映画クラブ」の田中康伸さん撮影)。


◉NOTEの小林晶さん提供のアップルパイ。もちろん「アップルパイの午後」にちなんでいる。(撮影した田中さんは3回お代わりしたとか)。

《以下、第三部・尾崎翠ゆかりの地巡りに続く》